高校生“美人局団”と“被害者”を逮捕

 買春した医師から現金などを脅し取ったとして、警視庁少年事件課は24日までに、恐喝などの疑いで東京都練馬区の私立高校1年の少女(17)と、神奈川県相模原市の私立高校3年の少年(18)ら4人を逮捕した。恐喝された東京都渋谷区の眼科医・奥居晋太郎容疑者(27)も児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕。奥居容疑者は恐喝されて渋谷署に相談、自身の犯行が発覚した。

 調べでは、少年らは7月22日、昨年9月に2万円で少女を買春した奥居容疑者を、JR恵比寿駅近くに呼び出し「どうやって責任を取るんだ」と因縁をつけ、現金13万円と高級腕時計(100万円相当)を脅し取った疑い。

 ほかに杉並区の公立高校2年の少年(19)と江東区の無職の少年(16)も逮捕された。

 4人はイベントで知り合ったグループ。同様の“美人局(つつもたせ)”のような恐喝を繰り返していたと供述しているという。

 奥居容疑者はその後も少年らから脅迫を受け、実家にも押し掛けてきたことから、7月下旬に渋谷署に相談。助けを求めたが、少女に対する買春が発覚した。

 少女とは約2年前に携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合い、18歳未満であると知りながら、何度か買春行為をしたと話しているという。

 この少女に対する買春容疑で先月29日に逮捕されたが、直前の同24日には岩手県紫波郡の県立高校の女子生徒(17)に対する買春行為を行っており、今月15日に再逮捕された。

 奥居容疑者は医師の派遣会社に登録し、盛岡市の眼科診療所「盛岡駅前アイクリニック」に院長として勤務していた。出会い系サイトを通じて、約100人に対して児童買春をしたとも供述しており、同課は余罪を追及している。
[ 2006年11月25日付 紙面記事 ]